【水パーマ編】かかりにくいんじゃないダメージを最小限にする優しさ

優しさでできている

水パーマとはスチーム状の水粒子を使ってかけるパーマのことです。

コールドパーマに分類されますが、どのような仕組みでかかるか、どのような方に向いているか理解しないとトラブルの原因になってしまう可能性があります。

しっかり理解して使いこなしていきましょう。

 

水パーマの仕組み

水パーマもコールドパーマに分類されるので、ウェーブを形成する仕組み自体はコールドパーマと変わりません

しかし、決定的に違うのがスチームを利用して水粒子を髪に送り込んで膨らませていくことでキューティクルを開いていくことです。

通常はパーマの1剤に含まれるアルカリ剤によってキューティクルを開いていき、還元剤が内部に浸透して結合を切っていきます。

パーマがかかる仕組みについて詳しくは

【コールドパーマ編】基本だからこそ外せないパーマの仕組み

を参考にしてください。

そのアルカリ剤によってキューティクルを開くという役割を水パーマではナノ粒子のスチームで髪に水粒子を送り込むことで開いていくのです。

これらのことにより薬剤を選択する際に、薬剤を弱いものを選べますし、アルカリ剤の入っていないものでも選択しやすくなります

薬剤によっては放置時間の短縮にもなります。

また、薬剤の選定にもよりますがダメージをおさえることにも一役かっています

優しくキューティクルを開き、弱めの薬剤を選択することが多いのでナチュラルなウェーブの仕上がりになりやすいのが水パーマの特徴です。(クリープ化させる工程を足すなどによりカールの強弱はかえられる)

ただし注意点として水パーマが向かない人もいます

  • もともとの髪が太い方(キューティクルの枚数が多いためにキューティクルの開きが充分でなく薬剤の浸透が不十分になりやすい)
  • もともとのクセが強い方(水パーマは薬剤の選定の仕方からナチュラルなウェーブになりやすいためにクセの強い方は変化がみられにくい)

水パーマを選ばれる方はそこまで強いカールを求めてない、出来るだけ髪をダメージさせたくない、すでにダメージが進んでいるという方が大半です。

お客様の要望をしっかり聞いたうえで水パーマが適している方におすすめをするようにしましょう。

 

水パーマのダメージ

水パーマはナノ粒子のスチームを使って水粒子を髪に送り込むことで無理なくキューティクルを開いていきつつ、弱めの薬剤、もしくはアルカリ剤を含まないパーマ1剤を使用することでダメージを最小限におさえることが可能です。

ただし、パーマのかかる仕組みを理解していればまったく傷まないというわけではないことはわかるはずです。

中間水洗がしっかりできているかも大事です。

1剤で切断した結合を2剤でしっかり再結合させるために、まんべんなく全体にきれいに塗布していく必要もあります。

塗布ムラがあればその部分のカールはだれますし、再結合が不十分なために本来ならでないはずのダメージもでてしまいます。

キューティクルを水粒子で開く以外の工程はコールドパーマとほぼ同じなので気をつけるべきところも同じです。

 

水パーマまとめ

いかがでしょうか?

水パーマの仕組みがわかればどのような方に向いていて、どのように薬剤を選定すればいいのかが理解できるかと思います。

しっかりしたウェーブが欲しいなら違う施術をおすすめしたほうがいいでしょう。

ダメージを最小限に、でもカールも出来るだけ欲しいという方にはクリープ化の工程をプラスすることで希望のスタイルを叶えることができるかもしれません。

(クリープ化について詳しくは

【クリープパーマ編】リッジをきかせてもう少しを叶えるより良いカール

を参考にしてください)

お客様の髪質、クセも踏まえたうえで希望のスタイルがどんなものなのかによって選択する必要があるということを覚えておきましょう。

また、キューティクルを水粒子で開いたうえで薬剤を塗布するので弱めの薬剤を使用しても1剤の放置時間は若干短めです。

しかし短すぎると結合をしっかり切ることが出来ずにパーマのかかりが弱いということにもなりえます。

アルカリ剤の1剤を使わないで酸性の1剤の場合にはイオン結合の切断もそこまでされません。

一旦結合を切ってロッドの形状に合わせて再結合するのに、結合自体の切断がシスチン結合と水素結合ぐらいで、イオン結合がそこまでないのであればウェーブが緩いナチュラルなカールになりやすいということも理解しておきましょう

髪質、クセだけでなく選ぶ薬剤次第でも変わるということも理解して、しっかり使いこなしていきましょう。

 

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