髪についての話を始める前にあれば嬉しい気遣い

魔法の言葉

美容師だから髪の話をしなければいけないというわけではありません。

もちろん聞かれればお客様の知りたいことを的確に話して悩みを解決してあげることが大事でしょう。

しかし美容室にはさまざまなお客様が訪れます。

髪だけカットしてくれれば話はいいという極端な人もいるでしょう。

人によって快適と思える空間は全然違います。

一人ひとりに快適な空間を提供しつつ、でも髪についての知識をできれば少しでも持って帰ってもらいたいと思うのも美容師の性ではないでしょうか。

人によって変わるかもしれませんが、多くの人にとっての魔法の言葉をプレゼントしたい。

 

 

魔法の言葉

魔法の言葉なんて書くと大げさなとおもうかもしれませんが、多くの人にとってこの言葉があるのとないのとでは随分違います。

『ご案内しましょうか?』

誰もが思いつく何気ない言葉かもしれませんが、この言葉ひとつがもたらす効果は思いのほか大きいのでぜひ覚えておいてもらいたいし実践してもらいたい。

 

人は自分が知っていることを知らない人に話す際には得意げになりがちです。

特に美容に関する話はなぜかそうなりやすい。

それはお客様にキレイになってほしいからそう言っているにすぎないのに、違った印象を与えてしまうのがとても勿体ない。

『それはこうだからこうした方がいいんです。』

それは美容の知識と技術と研鑽してきた今のあなただからできることかもしれません。

時間的に難しいかもしれないし、お金がかからなければとおもっているかもしれません。

もう少し落ち着くまでそもそもそんな話知らない方がよかったなんて偏った考えの人もいるかもしれません。

タイミングは大事です。

そのタイミングが今かどうかを尋ねる便利な言葉『ご案内しましょうか?』です。

今じゃなければ『また今度』と言えますし、ちょうど聞きたかった時は『ぜひ』となるでしょう。

ほんの少しの気遣いなのですが、随分変わります。

 

服屋さんでいきなり

『この服これからの季節に1枚は持っておきたいアイテムですよね~。』

なんて声をかけられさらに

『お客様のそのパンツにもよく似合いますよ。あっ、こちらの色なんかどうです?今年くる色なんですよ~。』

とどんどん推してくる店員さんいませんか?

あと一押しが欲しい時はいいけどもっと自分だけで色々吟味したい時の心境としては、今はやめてもらいたいなに尽きます

 

今じゃないからやめてと思ったら服屋なら店を出ればすみますが、美容室ではそうはいきませんよね。

美容師として色々伝えたいことがあるかもしれません。

話の流れやカウンセリングであらかじめ聞いていたという場合はわかりますが、いきなりさも当然のように話しかけられることに、今は違うのにと思っている人は少なくないということをおさえておいて欲しい。

そんな場合にこそ魔法の言葉は便利ですよ。

些細な気遣いかもしれませんが大事です。

 

 

知りたい情報を知りたいだけにほんの少しのプラスアルファ

魔法の言葉から是非にとなったとしてもただのうんちくをひたすら聞かせるのはただの苦行です。

話していいとはいったものの、得意げにそこまで話されると流石に苦痛と思っているかもしれません。

知りたい情報だけもらえれば満足で、この美容室に座ってる時間で美容雑誌をいっぱい読みたいと思っている人も少なくありません。

 

知りたい情報を的確に明確にプロとしての意見をしっかり伝えましょう。

そしてそこにそのお客様ならこれを知ってもらえればさらにプラスというものがあれば伝えるべきです。

そこでより話を聞いてみたいというような反応があるのならもっと話を拡げたり深掘りしていくことがお客様にとっての満足度を底上げしてくれます。

自分にとって明らかにプラスになる情報があるのなら聞きたいでしょう?

しかし雑誌を読んだりして完全に自分の世界に入っている時に横から話されたとしてもうまく頭に入っていってはくれません。

話を聞いてくれる体制が整っていればこの話聞けて本当によかったとなる内容でも、急に言われる場合はよほど重要な内容か衝撃的な内容でないと聞き流されてしまいます。

とっておきの話を聞き流されるのも悲しいですよね。

お互いにとってマイナスになってしまいます。

 

だからこそ雑誌のみているところがメイクのところだったとしたら

『メイクで知っておいたらいい話ご案内しましょうか?』

とワンクッション魔法の言葉をいれてみましょう。

いきなりメイクでこうしたらいいと言われるよりも、何々?とあなたの言葉を一言一句逃すまいとしっかり向き直ってくれるでしょう。

そのお客様が何を欲しているか、もしくは美容師として今のこのお客様の状態の髪だとこれだけは押さえて実行してもらいたいということがあればそのことをしっかり聞いてもらうためにも魔法の言葉は威力を発揮してくれるでしょう。

 

ほんの少しの気遣いですが、大事だということを理解してほしい。

色んなお客様に、色んな場面で使える魔法の言葉です。

『ご案内しましょうか?』

ぜひ活用してほしい。

 

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