【ダメージ毛の分類】適切な処理をするにはダメージ毛の種類を知る事

感想してる

施術をするにも髪の今の状態がわからなければ施術自体が適切なのか処理をすれば選ぶ施術で希望のスタイルを作れるのかなどの判断がつきません。

処理をするのにもどの程度の処理が必要なのかも判断することが難しくなります。

今回は髪がダメージによってどんな状態になっているかをかいていきます。

施術の選択や処理の仕方に影響するところなのでしっかり理解していきましょう。

 

健康な髪の状態

健康な髪のことを【疎水毛】と呼びます。

呼び方を覚える必要はありません。

単純に、ダメージのない髪と覚えておけばいいでしょう。

よくダメージ毛に対して『疎水に近づける』というように言われるのは、健康な状態に近づけるということです。

新しく生えてきた髪は疎水毛です。

疎水毛の特徴としてはメデュラ、コルテックス、キューティクルが整っています

健康な髪は余分な水分を放出、または必要な水分を空気中から吸収することで絶えず髪の水分量を11~14%に維持しようとします

そしてpH値も弱酸性の4.5~5.5の等電点です。

髪が引き締まり、余分な水分を吸収することを防いでくれている状態です。

この状態からカラーやパーマなどの薬剤を使用する施術だけでなく、日々の髪に対する扱い方からダメージを負っていくことで髪の状態が変わっていきます。

 

ダメージ毛の分類について

ダメージの仕方によって髪の状態も変化していきます。

それぞれのダメージ毛の特徴を書いていきましょう。

 

親水毛

アルカリを使う施術やブラッシングでキューティクルが剥がれて内部のタンパク質やCMCの流出があることでダメージをおこしている毛髪。

よくあるダメージ毛がこの親水毛です。

水分を取り込みやすく乾きやすいという特徴があります。

水分が毛髪内部にとどまりにくく、抜けやすい状態です。

ダメージが進むほど水分を取り込みやすく、ウェットの状態で髪に弾力がなくなります

乾いた状態だと髪がバサバサして手触りが良くないことが多いのが特徴になります。

 

吸水毛

親水毛からさらにダメージが進んだ状態です。

ハイダメージで、ブリーチなどを数回繰り返してもこの状態になります。

水に濡らすとテロンとなり、引っ張ると伸びてすぐに切れてしまいます。

過度に水分を吸う状態になっていて、この状態の髪にカラーをしてもほどんど色素が残りません。

処理をする時には根本的なところから処理を始める必要があります。

  1. 高分子ケラチンでダメージでの大きな穴を埋める
  2. 低分子ケラチンで隙間を埋める(ここまでで土台ができる)
  3. pptを補う
  4. CMCを補う
  5. 疑似キューティクルで蓋をする

というように内部から順に補修していかなければならない非常にダメージが進んでしまっている状態です。

 

熱変性毛

縮毛矯正やデジタルパーマなど高温の熱で変性してしまった毛髪です。

アイロンで表面が炭化してしまうことが原因です。

髪の毛を構成するほとんどがタンパク質ですが、卵を加熱してゆで卵になるように髪の毛のタンパク質が変性してしまうのです。

固まってしまうことであちこちに空洞ができてしまい、濡れてキューティクルが開くたびに内部の成分や水分が出やすくなります。

変性して髪が硬くなって、通常疎水毛が11~14%水分を保持するのに対して5~6%しか水分を保持できなくなってしまっている状態です。

これを撥水化といいます。

健康毛でもともと髪が太くキューティクルの枚数が多い方も水をはじきやすいのですが、ダメージ毛ではないので見分ける時には気をつける必要があります。

アイロンを使っているか、縮毛矯正の履歴があるかの確認をとればわかります。

単純に素の髪(髪に何もつけていない状態)の見た目でも、なれればわかりやすい。(髪内部の水分量が少ないためにみずみずしさがない)

この状態は静電気で髪がひろがる傾向にあります。

水分や油分(トリートメントなど)が髪内部に非常に届きにくい状態の毛髪です。

 

ダメージ毛の分類まとめ

ダメージ毛の分類としては大きくわけて上で説明した3つがあげられます。

多いのが親水毛でカラーやパーマを繰り返している方は基本的にこの状態になっているでしょう。

吸水毛に関してはブリーチを繰り返しているとこの状態になっています。

カウンセリングで施術履歴を聞きだしたら、一度髪を濡らしてみて伸びる伸びないで判断するのがわかりやすい。

熱変性毛は縮毛矯正やデジタルパーマの施術をしている方であればその状態である可能性が高くなります。

また、家でアイロンを使用しているなら、どのような温度で、どんな風に使用しているかでも変わってくるのでしっかりとお客様とコミュニケーションをとっておきましょう。

それぞれの髪の状態によって処理の仕方も変われば、施術の内容にも影響を与えます

しっかり毛髪診断して適切な施術判断と処理を行うようにしていきましょう。

 

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