ケミカルの話の伝え方はわかりやすくして想像してもらうことが鍵

想像力

ケミカル知識がついてくると、お客様に説明するときについ専門用語を使っていることがありませんか?

専門用語を多用すると、この人はよく勉強しているんだなと思ってもらえるかもしれませんが、美容師側からお客様にしっかり理解してほしい内容がいまいち伝わっていないということがおこります

お客様によってはしっかり理解してくれる方もいるかもしれませんが、大半の方はよくわからないまま話を聞いているだけになっているのです。

当たり前に使い過ぎて専門用語だと思っていない言葉が意外とあります。

ケミカルの話をすることはお客様にとって、とてもメリットのあることです。

あなたの伝え方次第で変わるということをしっかり理解しておきましょう。

 

ケミカルの話をするのは何のため?

あなたがケミカルの話をするのは何のためなのでしょうか?

知ってもらうことでお客様の髪の状態をより良く保つためでしょう。

他にもあるかもしれませんが、この目的が大事です。

目的を見失わないようにしましょう。

そのためにはお客様にしっかり理解してもらう必要があります

ではどうすればより理解をしてもらいやすくなるのでしょうか?

例え話を交えながらわかりやすく、想像してもらうように話をすることです。

そもそもどんな時にあなたはケミカルの話をするのでしょうか?

髪が傷んでいる方にケアをしてほしい時や、今からする施術によって髪がダメージを受ける時処理剤を使う時お客様から質問された時などさまざまな場面があるでしょう。

髪は美容師であるあなたが気をつけることでダメージを軽減することはできますが、実際に毎日扱うのはお客様の方です。

今の髪の状態をより良く保つためにはお客様自身の扱い方が大事になってくるからこそケミカルの話をしっかり理解してもらいたい。

だからこそわかりやすく、お客様が想像しやすいように話をするのです。

 

お客様が想像できるように話す

透明感のあるカラーにしたいと、ブリーチをしてそのあとに色を入れてほしいというお客様がいるとしましょう。

もちろんお客様もダメージが出るということは分かっていてそういっているのですが、実際どれほどのダメージがでるかは分かっていない人が大半です。(美容師にとっては当たり前のことがわかっていないことが多い

ブリーチした後は色落ちも早い。

毎日のケアもしっかりしないとバサバサになってしまいます。

ケミカル知識の深いあなたは、ブリーチをした後の髪がどんな状態になっているのかしっかり理解しているからこそケアの話をするはずです。

しかしブリーチをした後の髪の状態がどんなものなのか、あなたの理解している状態と、お客様の理解している髪の状態には大きく差があります

その差を出来るだけ埋めておくことが後のクレーム防止になっていきます。

ではどのように伝えるのか?

 

ブリーチをすると、キューティクルの表面にあるMEAっていう摩擦を軽減してくれる大事なものを根こそぎ奪っていき、コーミングなどで段々キューティクルが剥がれ髪の中のコルテックス部分の繊維状の束を接着しているCMCが流れ出てマクロフィブリル間マトリックスが壊れはじめて・・・

ちょっと極端に書きましたが、こんな話をしても多分伝わりません。

ポカンとして、なんかひどい状態にはなりそう?でもよくわかんない。

でもキレイにしてくれるんだよね?

という感じでしょう。

逆に簡単に、

もの凄いダメージがでて、中の栄養素がもの凄く出てしまって今以上にしっかりケアしないと色持ちも状態も悪くなるよ。

トリートメントしっかりしてお風呂あがったらすぐ髪乾かして。これ凄く大事!そして洗い流さないトリートメントもしっかりしてね。

とにかく髪が凄く傷むのはわかったけど、ケアの仕方は今私がしているのとあんまり変わらなくてもいいんだ。

なら大丈夫そうかな?

と下手したらいいように捉えてしまうでしょう。

どちらもお客様自身のイメージする髪の状態が明確ではないためにこのような感想を持ちやすくなります。

そうなるとブリーチで激しく傷んでいるにも関わらず、お風呂上りに髪を乾かす前に雑に扱っているかもしれません。

より明確に理解してもらうためにはそのお客様がしっかり想像できるように話しましょう。

少し大げさな例え話の方がお客様はしっかりしなきゃと思ってくれやすい傾向にあります。

 

まず一戸建ての家を想像してみてください。

2階建てです。

もちろん屋根がありますよね。

屋根がキューティクルという髪の表面を守ってくれているものとします。

ブリーチを繰り返すということは、この屋根が脆くなっていって、ちょっとした風が吹くだけで取れていく。

この場合の風はクシやブラシで梳かすとかですね。

それだけでなく、所々穴があいたり最悪屋根自体がなくなるのと同じです。

とんでもないですね。

屋根がなくなってしまったら2階部分は雨風で大打撃ですよね。

雨が降れば1階にも影響があるでしょう。

同じように髪の中の部分もひどいダメージが出てしまいます。

なので処理もしっかりしますし、ダメージも最小限になるようにしますけど、家でもしっかりケアする必要がありますよ。

どのようにケアするかで随分かわります。

後でしっかり説明するのでちゃんと実行してくださいね。

 

どうでしょう?

どれほどの状態になるのかお客様自身が明確に想像できるのではないでしょうか?

ちょっと大げさすぎますけど(笑)

これは本当にしっかりしなければとんでもないことになる!

と思ってもらえるのではないでしょうか?

しっかり想像してもらえれば、お客様もケアの大事さがわかり説明もしっかり聞いてくれるようになります。

むしろお客様自身から質問してくるようになるでしょう。

 

ニュースで大規模な火事が外国でおこっているのをみたとしましょう。

画面にどんどんせまってくる火に漠然とすごいなと感じるでしょう。

その火事が隣だとしたら?

あなたはすぐ逃げ出すでしょう。

せまりくる火に恐怖しか感じない。

家族の無事の確認、消防に連絡などなど行動することもあるはずです。

 

自分ごとになった瞬間に人は思考から行動をも変わります。

 

髪は一度傷むと元に戻りません。

だからこそ施術から薬剤選定に、処理もお客様自身がする家でのケアのどれもが大事です。

ケミカルの話をするのは髪の状態をより良く保ってもらうためなど目的が大事です。

この目的が大事なのであって、説明をするだけでお客様に明確に理解してもらえなければ意味がありません。

専門用語など、お客様はそこまでの知識を自分が持つことを求めているわけではないのです。

明確に理解してもらうためには、わかりやすく想像してもらうことが鍵になります。

 

あなたの伝え方次第でお客様は自分ごととして考えてくれます。

面白い例え話をぜひストックしていってください。

 

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