【エアウェーブ編】デジタルパーマとの違いは温風でダメージを軽減?!

温風

ホットパーマといえばデジタルパーマと並んでエアウェーブも需要が多いでしょう。

コテで緩やかに巻いたような柔らかいカールを作れるエアウェーブですが、どのような仕組みでそれを叶えているのでしょうか?

デジタルパーマとはまた違うその仕組みをしっかり理解することで、お客様の要望のスタイルやダメージコントロールをしていきましょう。

 

エアウェーブの仕組み

エアウェーブもパーマがかかる仕組み自体は通常のパーマと変わりません。

1剤で結合を切断し、2剤で再結合させることでウェーブを形成します。

詳しくは

【コールドパーマ編】基本だからこそ外せないパーマの仕組み

を参考にしてください。

ただ、コールドパーマと決定的に違うのが、専用の機械で温度と水分量の調整でクリープ化し、60℃以下の温度の空気(温風)を吸い込むことで乾燥を促しガラス化をすることです。

また、デジタルパーマは1剤がクリーム状なのに対しエアウェーブ専用ではありますが液体でコールドパーマと変わりません。

手順を書いていきましょう。

  1. 専用のロッドでワインディング後1剤塗布
  2. テストカール後中間水洗
  3. エアウェーブの機械を使いクリープ化
  4. ロッドにチューブをつなぎ温風を吸い込むことで毛髪を乾燥させてガラス化
  5. クーリング後に2剤塗布

という流れです。

もちろん施術前や中間水洗後、2剤の流しの後などにも処理は施します。

エアウェーブの特徴は何よりもクリープ化とガラス化の【最適】解をエアウェーブの機械がプログラムモードによって自動的に温度と水分量、時間を制御してくれる点です。

クリープ化については

【クリープパーマ編】リッジをきかせてもう少しを叶えるより良いカール

でも書いてますので参考にしてください。

ガラス化もあるのでここでも簡単に触れておきます。

また、1剤の結合を切断、再結合とはまた別の毛髪内部の変化についても同時に解説していきましょう。

 

毛髪は温度や水分量によって、硬質なガラス状態(通常の毛髪の状態はココ)とやわらかいゴム状態に変化するCMCやコルテックス、キューティクルなどで構成されています。

水分量が多くなる、もしくは温度が高くなる、またはその両方によってやわらかいゴム状態に変化します。

上で説明した手順に従ってみていきましょう。

1剤を塗布することにより水分量が多くなることでCMCは柔らかくなり、コルテックスも膨潤、キューティクルが開きます。(キューティクルはアルカリ剤によって開きますが、水分を多く含むことでも少し開きます)

ロッドに巻かれているのでコルテックスはクリープ(ゆっくり動く)していきます。

テストカール、中間水洗後にエアウェーブの機械によって温度と水分量の調整、そして適切な時間設定によりクリープの促進が行われます。

キューティクルは1剤を中間水洗で流しているので少し開いた状態でロッドに沿っている状態になります。

その後チューブを取り付けて温度を大体55℃に設定されて(濡れている状態で60℃を超える熱を与えていくと熱変性毛に変化しやすいのでこの温度によりダメージもおさえられる)温風を吸い込むことで毛髪の水分を均一に取り除いていき乾いていくことにプラス、クーリングによって室温に戻していくことでCMCがガラス状態に戻り、コルテックスは固定され、キューティクルも元の状態に近づいていきます

2剤塗布によりシスチン結合を再結合し、CMCはガラス状態で固定、コルテックスの疎水化、キューティクルも歪みが少ない状態で閉じていきます。

 

以上のことが毛髪内部でおこっていて、ダメージを出来るだけおさえつつよりリッジののあるカールを無理なく形成していくことができるのがエアウェーブの特徴になります。

 

エアウェーブのダメージ

エアウェーブのダメージですが、薬剤による化学的なダメージ、コーミングなどによる物理的なダメージがでます。

デジタルパーマでは熱によるダメージも温度によってはでやすいのですが、エアウェーブに関しては温度設定が大体55℃くらいの低温域でかつ温風を吸い込むことで乾燥を促すので、熱によるダメージ自体はほぼおさえられていると言えます。(現状の髪の状態にもよりますが、完全な0とは言えない)

コーミングなどによる物理的なダメージについては薬剤が作用しているしていないに関わらず気をつけるべきですが、コーミングによる摩擦だけではなく、ロッドを巻く際のテンションのかけ具合によっても影響があることを覚えておきましょう。

薬剤による化学的なダメージについてですが、エアウェーブはデジタルパーマとは違い1剤が液状なのでコールドパーマでのダメージの仕方とほぼ同じになります。

詳しくは

【コールドパーマ編】基本だからこそ外せないパーマの仕組み

のダメージの部分を参考にしてください。

それにプラスでしっかりおさえておくべきは中間水洗の大事さです。

こちらもデジタルパーマ編で詳しく書いていますが、エアウェーブも低温ではあっても熱処理をします。

1剤の流し残しがあるとその部分のダメージの促進は計り知れません。

丁寧にしっかり流しましょう。

また、2剤の処理も丁寧に行うことが大事です。

乾いた髪に均等にしっかり塗布するのは丁寧にしなければムラができてしまいます。(もちろんスピードも大事)

もしも塗布されていない場所があれば、そこはシスチン結合の再結合が不十分なままになってしまいます。

ロッドに巻き込まれた毛先までしっかり行き届くように塗布はしっかり行いましょう。

 

エアウェーブまとめ

いかがでしょうか?

エアウェーブがどのような仕組みでウェーブを形成しているかが理解できたかと思います。

デジタルパーマよりも低温ではありますが、クリープ化とガラス化を駆使することによりリッジのあるカールを表現してくれます。

また、乾いた状態で2剤を塗布するのでスタイリングも乾かした時にしっかりとしたカールを出しやすくなっています。

このクリープ化とガラス化の仕組みはパーマをかけるにあたってとても役立つ理論だと個人的には思うのでしっかり理解してほしい。

デジタルパーマは1剤がクリーム状なので塗り分けができるのでダメージ具合に合わせて薬剤を変えることができますが、エアウェーブでは出来ないのが注意点です。

前処理で根元から毛先まで部分部分に合わせた処理をしっかりすることも覚えておきましょう。

1つ1つの工程にそれぞれ意味があり、内部でどのようなことがおこっているのかが理解できればよりパーマが面白く感じると思います。

お客様の希望に合わせつつ、今の髪の状態も含めて提案と施術でより良いスタイルを作っていってください。

 

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